Android Studio タブレットでの実行
Androidで開発するなら実機に接続してテストしなくては.ということで,Android StudioのエミュレータでテストしたHello World!を実機でテストしてみました.楽勝だと思ったのですが,思ったよりも大変でした.いろいろやったので,ちょっとうろ覚えな部分もありますが,メモを残しておきます.
タブレットを接続してテスト(失敗編)
タブレットをPCにUSBで接続します.ちょっと設定すれば実行できると思っていたのですが,Android Studioの実行時のChoose Deviceにタブレットが表示されません.調べてみるとまず,端末側の設定が必要とのことです.以下のサイトを参考に設定します.
Android実機で開発中のアプリを実行する方法 | サクッとJava研修室
このサイトによると,
- Android実機で2箇所設定する
- Mac(PC)とAndroid実機をUSBケーブルで接続する
- Android Studioでアプリを実行する
とのことです.
タブレットの設定
まず,「開発者向けオプション」の表示.このために,設定メニュー最下部の「端末情報(タブレット情報)」→「ビルド番号」と書かれた領域を7回連続でタップします.これで,開発者向けオプションが表示されました.
次に「USBデバッグ」をONに設定.
さらに,設定→セキュリティから,「提供元不明のアプリ」のチェックマークをオンにします.
タブレットとPCの接続(失敗編)
タブレットとPCをUSBケーブルで接続します.そうすると接続デバイスが表示されるとのことなのですが,表示されません.
タブレットはPCから認識され,SSDやmniSDの中身などがPC側から見えているので,接続されているはずなのですが.
ということで,いろいろ検索.以下のサイトが参考になりました.
Android実機デバッグ設定・トラブルシューティング - clock-up-blog
ADBドライバのインストール
PCのデバイスマネージャーでAndroid Deviceをチェックすると,黄色い!マークがあり,正しくデバイスドライバが導入されていないことが判明.ASUSのデバイスドライバを検索します.
タブレット - ASUS MeMO Pad 7 (ME176C) - ASUS
から ASUS MeMO Pad 7 (ME176C) ADB driverを入手.これを展開して,インストールすればOKです.
しかし,インストールしようとすると,エラーが出てインストールできません.調べてみると,デジタル署名のないドライバのインストールは,64ビット版WIndows 8.1では面倒なようでした.以下のサイトが参考になりました.
Windows8/8.1で署名なしドライバをインストールする方法/テストモードにする方法
このサイトに従って,「ドライバー署名の強制」を無効化にするとドライバのインストールに成功.
この「ドライバ署名の強制を無効」化も結構面倒でした.
[チャーム]>[設定]>[PC設定の変更]
>[保守と管理]>[回復][PCの起動をカスタマイズする]>[今すぐ再起動する]
>[トラブルシューティング]>[詳細オプション]
>[Windowsのスタートアップ設定]を開く
これで再起動させると,スタートアップ設定画面が出て,「7)ドライバー署名の強制を無効にする」を選択すると,署名なしのドライバのインストールが可能となります.なお,この設定はPCを再起動するともとに戻るそうです.
ADBドライバをインストールして,デバイスマネージャーを起動します.今度は,正しく,ASUS Android Deviceと表示されました.
実機テスト
Android Studioで実行します.実機を選択できるようになります.Android側でUSBデバッグを許可しますかなどと確認されます.これでやっとHello Worldの実機テストが可能となりました.
ということで,これからAndroidでの開発に取り組んでみたいと思います.